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2021年10月29日

分業制の結婚式場とは?

分業制を採用している結婚式場

結婚式場によって、「一貫制」と「分業制」どちらかのルールを設けています。今回のブログは、「分業制」を中心に書いてみました。「分業制」とは、式場見学にやってきたカップルの案内係と、成約後の打合せ係とに、ウェディングプランナーを2チームに分けることです。はたして、その理由は?結婚式場の事情からひも解いてみました。

 

担当ウェディングプランナーが変わる?!

担当してくれるウェディングプランナーが変わる?
さて、今回のブログタイトルは、「分業制の結婚式場とは?!」です。分業って・・なんだか、工場みたいな表現です。おふたりが結婚式場と契約を交わす前後で、担当のウェディングプランナーが変わるのです。「えっ、だって、はじめに結婚式場に見学に行ったときに、いろいろと案内してくれたウェディングプランナーが、契約のあともずっと担当をしてくれるんでしょう?」いえ、じつはそうとはかぎりません。「どういうこと??あれだけ熱心に説明してくれて、こっちもいろいろと相談をさせてもらったし・・。あのウェディングプランナーさんじゃないと、ちょっと不安なんだけど・・」はい、ごもっともです。もちろん、そのほうがおふたりにとって安心でしょうし、なにかと効率もいいですね。
ところが・・かならずしも、はじめに案内してくれたウェディングプランナーが、契約後に担当につかないというケースがあるのです。これはいったい、どういうことでしょう。
じつは、結婚式場によってさまざまなルールが設けられています。さっそく、みていきましょう。

一貫制の結婚式場

はじめにおふたりの案内係をつとめたウェディングプランナーが、契約後もひきつづきおふたりのサポートをすることを、業界内では「一貫制」といいます。たとえば、どんな結婚式場がこのルールを採用しているかというと、中~小規模のホテルやゲストハウス、あるいはレストランウェディングなどです。いいかえれば、結婚式の施行件数があまり多くない施設です。かぎられた人数のウェディングプランナーが、フル回転でお客様をサポートしている印象です。

分業制の結婚式場

はじめて結婚式場に見学にやって来たおふたりの案内係と、成約後の打合せ係がそれぞれ分かれている営業体制です。このルールを採用しているのは、中~大規模のホテルやゲストハウスです。やはり、結婚式の施行件数が多いので、ひとりのウェディングプランナーが担当できるボリュームにも限界があり、どちらかの業務に専念させて全体の効率をあげる、という狙いがあります。たとえば、その日に結婚式の担当をつとめるウェディングプランナーが、同日同時刻に会場見学にやって来たおふたりのご案内をすることはできないですよね(むかしは、当たり前のようにやっていましたが)。
ですが、そのほかにも、結婚式場の事情がじつは反映されています。

分業制の理由

分業制を採用する理由
それでは、分業制という結婚式場のルールについて、もうすこし深堀りしてみましょう。

体制の整備

分業制にしておけば、やはり結婚式場としては体制の整備がしやすいですね。サッカーでいえば、フォワードとバックとに役割分担をするようなものでしょうか。いきあたりばったりで監督(マネージャー)が役割を与えたり・変更したりすると、現場が混乱するのは容易に想像がつきますね。そんな体制えは、お客様にご迷惑をかけてしまう危険性がありますし、つまり結婚式場の都合だけを優先しているわけではない、ということです。

ウェディングプランナーの特性

もうひとつ、分業制を採用するには理由があります。お客様に式場を案内をする能力と、打合せをつとめる能力はちがうからです。はじめて結婚式場に見学に訪れたおふたりのご案内係のことを、おもに
「新規接客」とよびます。一方、おふたりがご成約したあとの打合せ係のことを、「プランニング」や「施行担当」「打合せ担当」とよびます。「新規接客」の最大の役割は、おふたりからご契約をいただくことです。ですから、営業が得意だとか、成績がハッキリと数字にあらわれるのが好きなウェディングプランナーに向いています。「プランニング」の最大の役割は、打合せを引き受けて、おふたりの結婚式が無事おひらきを迎えるまでをサポートすることです。かかえる責任感も、それぞれでちがいますね。「新規接客」なら営業成績ですし、「プランニング」ならヌケモレがないようにおふたりをサポートします。ただし、数字にこだわる結婚式場なら、「プランニング」も単価アップという使命を抱えます。ひとり1万円のフルコースを販売するより、ひとり1.5万円のフルコースを販売したほうが、結婚式場は儲かるわけですから。あと、陸上の短距離と長距離のちがいに例えられます。「プランニング」は、平均で約4カ月ほどおふたりの結婚式準備に携わるわけですが、「新規接客」は平均4時間くらいでしょうか。
このように見ていくと、能力のちがいがハッキリわかります。また性格によっても、得意・不得意がありそうです。

いかがでしょう?「やっぱり、おなじウェディングプランナーにずっと担当してほしいな~」と思うおふたりもいらっしゃるでしょうし、結婚式場に見学に行った際に、その点について確認をしたほうがいいですね。質問されない場合、前もって分業制のルールを言わないという結婚式場も多いですから、注意が必要です。