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2021年12月22日

結婚式場の持ち込み料って、なんだ?!

結婚式場の持ち込み料って、いったいなんだ?

まずは、結婚式場における「持ち込み料」についての、基本的な解説をします。そして、いったいナゼ「持ち込み料」がかかるのか。今回は結婚式場の立場から書いてみました。
さらに、「持ち込み料を支払うって、おかしくない?」といったお客様側のご指摘も多いので、その点についても調べてみました。ぜひ、ご参考にしてください。

「持ち込み料」って、知っていますか?

結婚式場の持ち込み料を、ご存知ですか?
これまでの日々の生活のなかで、「持ち込み料」にふれる機会があった人は、そうはいないと思います。結婚式が決まって、結婚式場との打合せがスタートし、そこではじめて
「持ち込み料」なるコトバを聞く人も、多いのではないでしょうか。はたして「持ち込み料」とは、いったいなんでしょう?

「持ち込み料」って、なににかかるの?

結婚式とひとことで言っても、そこにはさまざまなアイテム(=商品・技術)が集結します。ウェディングドレスにはじまり、メイクや装花、引出物などなど、たくさんあります。こういったアイテムを新郎様新婦様が持ち込むとなると、今回のテーマである「持ち込み料」が発生するのです。なぜ、持ち込みにたいして料金が発生するのか?その名の通り、持ち込みとはお客様(新郎様新婦様)みずからが、結婚式当日に商品を持ち込むことです。そこには、
おふたりのこだわりや事情が含まれています。私が結婚式場でウェディングプランナーを務めていたときにあったのは、「ウェディングドレス」のお持ち込み希望がもっともおおく、
次いで「引出物」「引き菓子」「装花」「メイクさん」といった順でした。もちろん、おふたりのご希望を叶えてさしあげたいところですが、ここで登場するのが「持ち込み料」
なのです。ウェディングドレスにも「お持込み料」が発生しますし、引出物や引き菓子なら1個につき「持ち込み料」が発生します。たくさん持ち込めば、「持ち込み料」も高くなるわけです。。

「持ち込み料」が発生する理由

いったい、この「持ち込み料」というのは、どういった理由で請求されるものなのでしょう。新郎様新婦様からすれば、自分たちが持ち込みをするわけで、その一連の作業を結婚式場に
手伝ってもらうわけじゃないのに・・といった心境かもしれません。ウェディングドレスや引出物などすべてのアイテムに共通する理由としては、「保管料」です。保管料・・。
あまりピンとこない理由ですね。これは、基本的に結婚式場は、持ち込みアイテムのための保管場所を持っていない、ということなのです。つまり、まったく別の用途で使用している
スペースを、持ち込みアイテムのために空けるという作業が発生します。新郎様新婦様からすれば、「あれだけおおきな施設だし、そんなスペースはじゅうぶんあるのでは」と、思いますよね。
たしかにそのスペースがまったくないわけではないかもしれませんが、もしスペースにゆとりが生まれたとしても、結婚式場からすれば持ち込みアイテムの保管場所を確保するというのは
、優先順位は低いと思います。それよりも、日々の業務の課題を解決するためだったり、効率化の用途で活用すると思います。あたらしくできる結婚式場でも、
あらかじめ持ち込みアイテムの保管場所を確保した設計は、そうはないように思います。結婚式場は、持ち込みを推奨する気はありませんし、「持ち込み料」がほしいわけでもない
からです。むしろ、預かっているあいだに、破損してしまったり・紛失してしまうような事故が起きることを想像したら、持ち込みは回避したいのが正直なところでしょう。

「持ち込み料」って、違法じゃないの?

持ち込み料って、違法では?
「持ち込み料」については、新郎様新婦様が結婚式場と契約を交わす際に登場する「規約書」に明記されているはずです。結婚式場によって、そのルールが異なるようですが、
原則禁止と謳っている結婚式場と、主要アイテムについて持ち込み料を記載している結婚式場が多いのではないでしょうか。しかし、この「持ち込み料」にかんして、ときに結婚式場と新郎様新婦様とのあいだで、トラブルが起きるケースもあります。
それは、「持ち込み料って、独占禁止法や消費者契約法に抵触するんじゃないの??」というものです。

独占禁止法に違反する?

まず、「独占禁止法」とは、公正かつ自由な競争を促進し、事業者が自主的な判断で自由に活動できるようにすることが、その目的とされています。消費者は、ニーズに合った商品を
選択することができ、事業者間の競争によって、消費者の利益が確保されることになります。ここにかんしては、結婚式場が引出物などの購入を強制しているわけでないなら、違反には
なりません。一方で、持ち込みを阻止するような高額な持ち込み料を設定している場合は、独占禁止法に違反する可能性があります。

消費者契約法に違反する?

つぎに「消費者契約法」ですが、事業者の不当な勧誘行為によって結ばれた契約の取り消し、不当な契約条項の無効、適格消費者団体による差し止め請求などが定められています。
ここにかんしては、持ち込みをする選択肢が新郎様新婦様にあるのなら、契約違反とはならないようです。

たがいに歩み寄ろう

お互いに歩み寄るべき
いかがでしょう。結婚式場には結婚式場の事情があることを、おわかりいただけたと思います。もちろん、新郎様新婦様にも事情があります。「仕事で扱っている自社商品を引出物にしたい」
と考えるおふたりも多いでしょう。でなければ、ゲストの中には「エッ、自社でなく他社の商品なんだ?」なんて思う方もいらっしゃるでしょうし、和菓子屋さんを経営する(または勤めている)
新郎様新婦様なら、自社商品を引き菓子にして、ゲストのみなさまにお楽しみいただきたいはずです。結婚式場のプランや特典などを上手に利用して、また担当のウェディングプランナー
にキチンと相談して、ぜひ最良の道を見つけてくださいね。