2021年11月24日
変わった場所での結婚式について

海外ではめずらしくありませんが、日本ではホテルやゲストハウス以外の場所で結婚式を挙げるケースは、多くありません。その理由として、やはり日本の結婚式には格式や慣習、そしておもてなしを重視する文化があるからでしょう。変わった場所での結婚式は、たしかに課題もありますが、おおいなる魅力も秘めているのです。
こんな場所で結婚式?
このブログを読んでる方のなかで、変わった場所での結婚式に招待されて、じっさいに参列をした経験のある方はいらっしゃいますか?わたしはかれこれ15回以上、友人や親せきの結婚式に参列していますが、
すべてホテルまたはゲストハウスが舞台でした。一方で、インターネットをひらいてプロデュース会社やフリーウェディングプランナーのホームページやブログを拝見すると、変わった場所で結婚式を開催しているケースを見かけます。
自然に囲まれた場所
多いのは、山など自然に囲まれた場所での結婚式。キャンプ場のように、ある程度設備の整った環境で開催されている場合は、まだ安心ですね。かなり野生にちかい空間で開催されている結婚式もたまにありますが、お着替えやお手洗いがどうなっているのか、気になります。ですがどれも、開放感に満たされていることは、写真や映像からでもじゅうぶん伝わってきます。
水族館で結婚式
水族館もよく見かけます。たしかに非日常感がありますし、あの雰囲気がすきな新郎様新婦様からすれば、夢みたいな時間を過ごせるのかもしれません。
列車で結婚式
1車両を貸切で結婚式を楽しむプランを、鉄道会社がリリースしていますね。通年ではできないことなので、限定〇組といった案内がおおいようです。
ポイントは、「ゲスト目線」
いずれのスタイルも楽しそうです。新郎様と新婦様のふたりだけで結婚式を挙げるのなら、どんな場所でどんな結婚式を挙げようと、ふたりの思い通りにすればいいと思います。しかし、そこにゲストをお招きするとなれば、すこし事情がかわってくると思います。たとえば自然に囲まれた場所ならば、いったいゲストはどのような格好で参列すればいいのか。食事にかんして、衛生面での安全は確保されている
のか。先ほども書きましたが、お着替えやトイレなどの設備はだいじょうぶなのか。危険な動物・虫に遭遇する不安はないか、などなど。新郎様新婦様が平気でも、虫がニガテな人は少なくありません。つまり、ゲストにほんとうに楽しんでいただけるかどうかを真剣に考えないと、予期せぬ事故が起こることもあります。
なぜ、その場所で結婚式を挙げるのか
「その場所がすきだから」「その場所に思い入れがあるから」といった気持ちが、もちろん根底にあるとは思います。新郎様新婦様のことをよくご存知のゲストなら、「ふたりらしいなあ」と笑ってくれるかもしれません。が、おふたりの趣味・嗜好などをあまり知らないゲストからすれば、「???」となりかねません。たとえば、おふたりにとって想い出深い場所といった理由があったとして、さらにその場所で
結婚式を挙げることによって、ゲストに感じてほしいこと・楽しんでほしいことを伝えられたほうが良いと思います。
準備を万端に
ゲストがいまだ経験したことのない場所での結婚式については、前述したように服装であったり、交通アクセスのご案内や、結婚式のスケジュールも明確にお知らせする必要があると思います。スケジュールの中には、たとえば野外での開催なら、雨天の場合だとどうするのかとか、そういった点までキチンと決めておかねばなりません。ホテルやゲストハウスにはない配慮が必要になってきます。
「よかったよ!」と言っていただけるように
変わった場所なのに、ホテルやゲストハウスとまったく同じ内容・進行の結婚式だと、「だったらホテルでやればよかったのでは」と、ゲストに思われそうです。ゲストが喜ぶのは、安心・快適・便利であることです。それを上回るためには、ゲストの安心・安全・快適を確保したうえでのオリジナルな演出。「こんな結婚式は初めて参列したけど、楽しかったよ!」とゲストに言っていただきたいですね。列車のばあい、3つくらいホームがあればすべてに列車を停めて、同時に乗降ドアがひらいた瞬間、ゲストからみていちばんとおくの列車から新郎様新婦様が登場に、こちらに向かって歩いてくる、といった演出はいかがでしょう?もちろんカンタンに実現できる演出ではありませんが。ホームが3つもあるとなると、それなりのおおきな駅になるかもしれませんし。だけど、これくらいのインパクトがある演出だったら、ゲストのみなさんの記憶にも残るのではないでしょうか。鉄道会社の方、ぜひご検討いただければ!
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