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2022年2月3日

神前式は、日本古来の挙式スタイル

神前式とは、日本古来の挙式スタイルです

今回のブログのテーマは、「神前式」です。まずは、神前式の歴史に触れてみたいと思います。さらに、女性にとって欠かせないあたいせつなアイテム・和装についても解説。白無垢や角隠しといった、独自のファッションが登場します。
つぎに、いよいよ神前式のながれをご案内。「参進の儀」や「玉串奉奠」といった、聞きなれない演出があります。

 

「神前式」とは

「神前式」って

「神前式」は、1900年(明治33年)、日比谷大神宮(東京大神宮)でおこなわれた大正天皇のご成婚が、その起源だとわれています。それまでの日本の結婚式は、
新郎の自宅に新郎・新婦の親族たちがあつまる形式でしたが、第二次大戦以降、神社で執り行う形が一般に広まりました。そして時代はながれ、神殿をもつ結婚式場も増えてきました。
その場合、神主さんには神社から足を運んでもらうことになるわけです。どのカタチがいちばん人気があるかといいますと・・やはり神社で執り行う「神前式」です。
なんといっても特別な雰囲気がありますし、神社でなければ意味がない!という声も、よく耳にします。一方で、ホテル内の神殿などを利用なさる方の事情としては、
やはり移動が便利であること。ゲストのなかにご高齢の方が多かったり、足腰の弱い方がいらっしゃる場合、ホテル内での「神前式」はひじょうに安心です。
ちなみに多くのばあい、「神前式」はご親族のみで執り行うことが一般的です。

 

神前式の和装

さぁそして、新婦様が楽しみにしてらっしゃるのが、やはりお衣装ですね!ウェディングドレスとはまたちがった魅力・価値が、和装にはあります。まず、白無垢。白無垢とは、
室町時代からの歴史をもつお衣装で、もっとも格式のたかい婚礼衣装です。打掛から草履、小物まですべてにおいて白一色で統一します。その理由としては、
「嫁いだ先の家風に染まる」「純潔」といった意味を、”白”が表現しているからです。つぎに、色打掛も非常に人気がある着物です。室町時代末期から江戸時代にかけて、
武家の女性の正装としてあらわれ、着物のうえに豪華で美しい着物をもう1枚羽織るというスタイルです。白無垢と同格の正装ですね。さらには、引き振袖という着物もあります。
色打掛におくれること江戸時代後半に、袖や着丈のながい着物として登場しました。武家においても正式な婚礼衣装として認められました。とても華やかな印象ですが、
明治時代や大正時代には黒地がメインでした。それもまたカッコイイですね。

 

神前式のヘアスタイル

また、それぞれのお衣装にあわせるヘアスタイルもあります。たとえば文金高島田。
江戸時代に独身女性のあいだで流行した島田髷という髪型ですが、数パターンあるなかで文金高島田が高貴な位置づけで、たいへん人気もありました。明治時代にはいり、
花嫁のヘアスタイルとして象徴的な存在になったようです。綿帽子というものがありますが、これは文金高島田の上からかぶる布のことです。白無垢にのみ合わせることが
できます。「新郎以外には顔をみせない」という意味が込められているそうです。一方、角隠しと呼ばれるものも。やはり文金高島田の上にかぶる、帯状で幅の広い布のことをさします。
そしてその意味ですが、「怒りの象徴である角を隠し、夫に従順であることを表現する」「女性は嫉妬に狂えば鬼になるという言い伝えがあり、それを防止するため」などと、
言われています。な、なんか意味を知ってしまうと、コワイですね。おっと、新郎様のことを、すっかり忘れていました。新郎様は、紋付羽織袴をお召しになります。黒が一般的
ですが、じつは白やブルーなどさまざまな色があります。新婦様のお衣装に合わせると、バランスが良いと思います。

「神前式」のながれ

「神前式」のフロー

では、「神前式」のながれ(式次第)を、みてまいりましょう。
「参進の儀」
雅楽が演奏されるなか、斎主と巫女に導かれて、新郎様新婦様、ご両家の親御様、ご親族様の順に、花嫁行列が本殿・御社殿まで進んでいきます。
「入場」
神前に向かって右手が新郎側ご親族、左手が新婦側親族です。斎主、新郎様新婦様、仲人、ご両家の親御様の順で、入場します。
「修祓の儀」
一同起立します。斎主の祓詞(はらいことば)によって、清めのお祓いを受けます。
「祝詞奏上(のりとそうじょう)」
斎主が神にふたりの結婚を報告し、その幸せが永遠につづくようお祈りをします。ちなみに祝詞とは、神に申し上げる言葉を意味します。
「誓杯の儀(せいはいのぎ)」
三々九度の杯、のことです。大中小3つの盃を用意し、新郎様新婦様が交互に御神酒をいただき、夫婦としての永遠の契りを結びます。なお、神酒には、
魔除けや繁栄の意味が含まれています。
「指輪の交換」
「誓詞奏上(せいしそうじょう)」
新郎様新婦様が、夫婦になるための誓いのことば(誓詞)を、神前に進み出て、読み上げます。
「玉串奉奠(たまぐしほうてん)」
新郎様新婦様が神前に玉串をささげ、「二拝二拍手一礼」をおこないます。そのあと、仲人夫妻、ご両家代表とつづきます。
「神楽奉納(かぐらほうのう)」
巫女が、神楽に合わせて舞を奉納。おふたりの門出をお祝いします。
「親族盃の儀」
ご両家それぞれの親族が対象。巫女が全員にご神酒を注ぎ、起立した状態で3回かけて飲み干します。これは、ご両家が親族になる儀式です。
「斎主あいさつ」
式をぶじ執り納めたことを、神に報告。そして一拝します。
「退場」
斎主、新郎様新婦様、仲人、ご親族の順で退場いただきます。

いかがでしょう?すこしイメージが湧きましたか?日本の結婚式は、披露宴がクローズアップされがちですが、挙式はとてもたいせつな儀式です。神前式は、20代カップルから50代カップルまで、はばひろく人気のある挙式スタイルです。ぜひ、おふたりにとって理想の挙式スタイルをお選びください。