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2021年10月20日

結婚と宗教

結婚における宗教

まずは日本の結婚式における宗教との関連を述べています。そこには「儀礼文化」からの発祥であることや商業目的の要因が強く根付いていることが見えてきます。実際の宗教的なトラブルや問題として結婚まで至らないこと、結婚後の離婚問題、宗教による拘束などについて述べています。

日本人の宗教観

日本の宗教

日本人の多くは仏教を信仰しているか、無宗教という人が多いですが、結婚式となると「教会」で挙げる人が多いことに疑問をもったことはないですか?そもそもわが国ではお寺(仏前)で結婚式を挙げる仕来り自体がさかんでなかったこともありますが、かといって同じ「神様」でも神社での結婚式は教会(チャペル)と比較して圧倒的に少ないのです。

 

結婚式と宗教観

結婚式というものは「儀礼文化」から始まったものだからでしょう。だから、日本人にとって結婚式を教会で行うこと、キリスト教式の式次第で執り行うことはイコールその人がキリスト教の信者ということではありませんし、式のあとにキリスト教に入信するわけでもありません。今日では結婚式のほとんどがホテルや結婚式場で行われ、挙式はその商業施設内の教会というよりは「チャペル」という名の「ファシリティー(設備)」で執り行われています。
実際の挙式スタイルとしては、教会式(キリスト教式)、神前式と宗教に捕らわれない人前式などがあり、やはり主流は教会式でしょう。

問題点や課題

問題や課題

一方で現実問題として、結婚の際、宗教にまつわる問題や悩みをよく耳にします。
日本では先祖供養はしているが「無宗教」という人や家が多いと言われています。2019年の統計によると日本国内だけで約1憶8000万人が何かの宗教の信者という結果がありますが、これは各宗教の自主申告によるもので、国民へのアンケートによる実態調査委の結果では入信している、信じている人の数は全体の約2~3割であるということなので信憑性はないように思います。
しかしながら、結婚と宗教に問題が多くあることは事実です。では、実際にはどのような関係や問題があるのでしょうか?

 

結婚まで至らないまたは破談

宗教を信仰している人の悩みとして多い問題が、「宗教が原因で結婚まで話が進まない、また至らない」でしょう。日本では憲法上宗教の自由が認められています。よって宗教自体が問題にあるのではなく、人の気持ちや考えによる、食い違いやぶつかり合いによって生じる問題ということになります。特に多いのは相手に自分の宗教やその考えなどを強要して揉めてしまうケースです。
また、強要するまでもなくそれ以前にその事実を伝えることができないで悩んでいる人も少なくありません。両親が信者のため生まれてすぐに入信させられ、その宗教関連の学校を卒業した人も多く、友人に打ち明けたところ離れていったなどの経験からトラウマになっているというケースも数多くあります。
一度崩れた、またはギクシャクした二人の関係は戻ることがなく、「別離」や「破談」という選択肢を選ばざるを得ない状況が多々あります。

離婚

アメリカのある大学の教授の研究によると、約4600組の夫婦を5年間追跡して、「宗教と離婚率の関係」を分析しました。そこでまず「宗教を信仰する人は離婚率が低い?」という質問に対する回答をえましたが…全般的に宗教を信仰をしていない夫婦よりも信仰している夫婦のほうが離婚率が低かったという結果が出たそうです。しかしこれは「宗教を信仰する」という捉え方と実態によって大きな違いがあるようで、宗教の種類、宗教活動の有無と参加頻度により信仰の度合い、強さを細分化したうえで離婚率を割り出すことが重要であるということに気づきました。そして一つ結果として、夫婦のどちらかだけが宗教活動に参加している夫婦の離婚率は、どちらも宗教を信仰していない夫婦よりも離婚率が高いという結果を得ました。やはりここでも、宗教に関わる実態よりもそれに影響されることなく、お互いの気持ちを尊重し合うことが何よりも重要であるということが分かります。

結婚や結婚式への宗教的な条件

とある新婦が経験した、結婚における新郎家の宗教的からの条件。
①入籍と結婚式は同じ日にすること
②結婚式を挙げてから、新居生活をすること
③式までに集会に通い理解を深めること
④夫と義母宗教場所で式を挙げること
⑤結婚式を挙げるまでは性生活を持たないこと
結局結婚式は④の条件から、会ったこともないその宗教の信者たちが数多く列席し、新婦がわの親族や友人は列席できなかったため、改めて別の日に別の会場を手配して結婚式をしたとのことです。