ブログ

2021年10月18日

高砂について学ぼう

高砂について知ろう

「高砂」のルーツそれは日本の伝統文化「能楽」です。その内容やストーリーを知ることで、結婚式での「高砂」の役割と重要性を理解することができるでしょう。そしていまの「高砂」の現状として、花、キャンドル、ソファーなどアイテムごとの装飾、そしてその金額的な相場を情報として紹介しています。

「高砂」とは

高砂について

結婚式の主役新郎新婦が座るメインテーブルのことを「高砂」といいますが、ここでは「高砂」について詳しくお話ししたいと思います。
日本の婚礼や結婚式の形、形態、捉え方は長い歴史のなかで移り変わってきました。特に戦後からの現代社会においては、どんどん西洋文化が流入し、経済成長によりモノやサービスが飛躍的に増え、それに伴いさまざまな日本の文化が多様化してきました。結婚式の「高砂」も、もともとは日本の文化=婚礼においてとても重要な意味がありました。

高砂の発祥

約600年前室町時代にさかのぼります。日本の代表的な伝統である「能楽」の作品として生まれました。
作者は世阿弥で、旅の神主が謡う謡曲の一部です。兵庫県高砂市高砂神社に寄せて夫婦愛と長寿愛を祝うとてもめでたい演目で、白髪のお爺さんとお婆さんが主人公です。そのなかの謡曲部分♪高砂や、この浦舟に帆を上げて、この浦舟に帆を上げて、月もろともに出で潮の、波の淡路の島影や、遠く鳴尾の沖過ぎて、はや住吉(すみのえ)に着きにけり、はや住吉に着きにけり♪は、その昔〝必ず″結婚式の定番として謡われました。残念ながら今日の一般的な結婚式で、それが謡われることは皆無と言ってもよいでしょう

高砂の意味

『高砂』に登場する主人公である「夫婦」は〝お爺さん、お婆さん”でこれまでの日々を忘れてしまうほど年を重ねてきたと、仲良く二人で高砂の木の木陰を掃いて清めています。しかもお爺さんは高砂から遠く離れた住吉に住んでいるのです。この事実を旅の神は嘆きます。しかし、お婆さんは「遠く離れていても、心が通じ合っていて、思いあっていればちっとも遠くない」と言います。
実はこのお爺さんとお婆さんの正体は高砂と住吉の松の木(=化身)なのです。そしてこの二本の松のことを「相生の松」と呼び〝相(あい)ともに生まれ、生きて老いるまで″という夫婦の理想を体現しています。

現代の「高砂」は…

今日の高砂

そもそも私の知る「高砂」とは、新郎新婦が座るメインテーブル=主役の席として、披露宴会場の上座中央に高く設置され豪華に装飾されテーブルで、そこには新郎新婦と仲人の四人が座っているというものでした。しかしそれはひと昔もふた昔も前のことのようです。まず、現代の結婚式にはほとんど仲人の姿を見ることはありません。そして高く舞台上に設置されていることも滅多にありません。それどころか、最近ではテーブルはなくソファだけ…という「高砂?」も出てきました。
それは若い新郎新婦にとって、「高砂」の歴史や意味を知ることもなく、もしかすると「高砂」ということばさえ聞いたことがない、結局結婚式を終えても「高砂」の存在を知らない…ということと、ゲストをおもてなすという観点から、近い距離でカジュアルに親しみやすくという思いからかもしれません。

高砂の装飾

高砂を装飾するアイテムとしては、やはり「花」でしょうほとんどの新郎新婦は自分の好みでゲストテーブルや会場の全体の雰囲気とバランスを考えて高砂の装花を選んでいます。最近の傾向としては、あまり派手で豪華になり過ぎないよう、使用する花もナチュラルなものが人気のようです。そのほか、キャンドルを取り入れたり、派手好きなカップルはバルーンで装飾したり、写真などのちょっとした小物を用いる方もいます。特に最近アイテムとして重要視されているのがソファでしょう。二つの椅子よりも一つのおしゃれなソファというカップルが増えています。

高砂の相場

結婚式の予算を組むときに一つの重要ポイントとなるのが「高砂にいくら掛けるの?」ということでしょう。ある調査によると、高砂に掛ける費用の平均は約75,000円だそうです。もちろん式場が設定した値段が基本になっているので、商品としての価値があると考えるべきでしょうが、やはり決して安くはないということですね。だからこそ最近は「できるだけゲストに近い距離でシンプルに」という考えが浸透してきているのでしょう。また、そうすることで、色々なアングルでしかもたくさんゲストと写真が撮れる、新郎新婦の衣装、特に新婦のお色直し後のドレスのショットバリエーションが豊富になるとい一石二鳥という声も多く聞きます