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2022年1月7日

ゲストもたのしめる結婚式のつくりかた

ゲストもたのしめる結婚式のつくりかたとは

結婚式って、無条件に感動できるイベントではありません。みんなが楽しめて・感動できるためには、それに相当する準備や注意点が必要といえます。ただそれは、新郎様新婦様が知る由もない
ことで、まさにウェディングプランナーがナビゲーターをつとめるべき部分。今回は、わたしの経験もふまえ、ブログにまとめてみました。

 

結婚式イコール感動、じゃない

結婚式イコール感動とはいえない
これは、元ウェディングプランナーとして、声を大にして言いたいことです。もちろん、多くのご結婚式については、おもわず仕事を忘れて引き込まれてしまうことがあります。ウェディングプランナーとしてデビューしたての頃(はるか昔ですが・・)、会場の隅ででご披露宴の様子を眺めて、おもわずもらい泣きしてしまったシーンがありました。すると、ベテランのサービスマネージャーが近づいてきて、「おい」と話しかけてきました。わたしが、「やっぱり感動しますね、結婚式って・・」と言うと、「仕事をしろ」とコワイ顔でひとこと私に告げて、お客様対応へと戻っていきました。その当時は、「冷たい人だなあ。
そんな人が結婚式の仕事をしているなんて」と思っていましたが、とんでもないハナシですね。感動するのは新郎様や新婦様、そしてゲストのみなさまでいいのです。わたしたち式場の
スタッフは、舞台裏でそのお手伝いをするだけです。わたしはそんな基本的なことも理解できていなかったのです。そのことを理解し、後日サービスマネージャーとも話をする機会がありました。
「そりゃ、俺だって感動するよ、気を抜いたらな。へんな話だけど、サービスに徹するというか、もちろんお客様の様子はしっかり見ているが、感情移入しないようにしている」とのことでした。
いまなら、それは特別なことではなく、当たり前の姿勢だとわかります。そしてこのとき、サービスマネージャーからこんな話題もでてきました。「仕事に徹して、感動しないようにするのがたいへんな時もあるけど、
逆の意味でどうしよう・・と焦るときもあるよな」と、いうもの。これはたとえば、新郎様新婦様の趣味というか世界観がかなり反映されたウェディング・パーティで、ゲストのみなさま
が困惑?されているご結婚式だったり、お友だちの余興が、新郎様新婦様のためというよりはさながら自分たちのライブステージのようになってしまって、ご年配やご高齢ゲストがまるで
ついていけないご結婚式といったケースです。ちなみに後者は、私も経験したことがあります。どんな結婚式だったかというと・・新郎様が警察官なので、同僚のみなさまがご列席。新郎様を取り調べするというコントを、余興で披露なさいました。
はじめはゲストのみなさまも喜んでらしたのですが、赤裸々にあばかれる新郎様の素行を聞かされ、じょじょに新婦様側のゲストが表情をこわばらせるといった雰囲気になってしまいました。新郎様の職場のみなさまが爆笑すればするほど、その
コントラストが大きくなって、式場スタッフの立場としては、「このあと、だいじょうぶかな・・」と心配になったものです。披露宴会場が一体となって、結婚式をもりあげるための余興ですから、逆の雰囲気をつくってしまっては意味がありません。

結婚式イコール感動のコツ

結婚式イコール感動のコツとは
その数日後、スタッフミーティングにおいて、こんな議題が持ち上がりました。「結婚式は新郎様新婦様のものだし、できるかぎりそのご要望をかなえてあげたいけれど、どうすれば
よりよい結婚式になるのか、われわれプロがもっとアドバイスをするべきではないだろうか」と。当時、私が務めていた結婚式場はお客様も多く、打合せや結婚式の施行でとくに週末はてんてこまい
でした。知らず知らずのうちにお客様とのお打合せがベルトコンベアー式になってしまって、「こなす」作業が増えていたのです。これでは、感動できる結婚式なんて、つくりあげること
はできません。いまいちど、結婚式という1日の価値観について考え、お客様への接し方をより向上させようということを、スタッフ全員で決めました。

ご結婚式ムービーについて

たとえば、新郎様新婦様がお持込みなさるアイテムとして多いものに、手作りのプロフィールムービーがあります。作り手(新郎様新婦様)は無我夢中ですから、出来上がったものを第三者からみたとき、見づらかったり・いまいちおふたりの意図が見えなかったりするときがあります。手作りのムービーを製作するつもりの新郎様新婦様には、あらかじめアドバイスをさしあげることにしました。この際、2つポイントがあります。まず、おふたりが製作に入る前に、そういったチェックやアドバイスを当方が差し上げてもいいかどうか、
お伺いを立てること。「好きにさせてよ」といったお考えのおふたりもいらっしゃるはずですから、けっして無理強いはしません。つぎに、手作りでしかもお持込みにかんしては、納入時期についてかならず締め切りをお守りいただくお約束をすること。製作が遅れに遅れて、急かしたり・変更などをお伝えることは、私たちにとってもかなり言いづらいことです。なにより、おふたりにとってもおおきな負担となるでしょう。
これでは、せっかくのたのしい結婚式がツライものへと変貌してしまいます。スケジュールに沿って、ゲストにお楽しみいただける作品をつくりあげることがベストだと考えます。

余興をチェックする

おそらく、おおくの新郎様新婦様は、お友だちに余興をお願いするとき、「内容はまかせるよ。楽しみにしてるね」といった流れだと思います。お友だちとの信頼関係があるからだと
思いますが、一方で前述した警察官の結婚式のような事態が起こる可能性もあります。ですから、お友だちとは余興の方向性・その内容を共有できたほうがいいと思います。余興を頼まれた側も、なんとか披露宴を盛り上げたい一心ですから、その目標をみんなで実現できたほうがいいですよね。そういった確認は、ウェディングプランナーに代行してもらってもいかもしれません。余興は、お友だちが担当することが多いと思いますが、結婚式はおともだちに感謝を伝える日でもあります。

ですから、列席の方々と、余興をがんばってくれたお友だち、みなさまにとって良い想い出となるように、すばらしいご結婚式をつくりあげてくださいね!