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2021年12月28日

結婚式の仲人って、知っていますか?

結婚式の仲人を、知っていますか?

「仲人」のことを正確に知る人が、少なくなってきています。まずはその意味をご説明しましょう。そしてつぎに、「仲人」の具体的な役割について書いてみました。
「媒酌人」と混同されているケースが多いようなので、その違いも合わせて解説しています。さいごに、このさき「仲人」という存在はどうなるのか、想像してみました。

 

仲人の意味って?

仲人とは?
さぁ、とくに若い方に聞いてみたい質問です。「仲人」って、知っていますか?えっ、そもそもなんて読むかわからないって?「なこうど」と、読みます。知らない人からすれば、
漢字からもその意味を推し量ることがむずかしいですよね。結婚式の歴史をひも解くと、時代や環境そして価値観の変化がよくわかります。

 

仲人の歴史

かつての結婚式では、あたりまえのように?新郎様新婦様のそばに、「仲人」の存在はありました。このことから、
「ひと」やそのひとの「枠割」を表現するものが「仲人」であると、想像がつくと思います。現代では、結婚式とはお世話になった方々(=ゲストのみなさま)を
おもてなしする場といった要素が強くなっていますが、本来は家と家をつなぐ重要な儀式だったわけです(もちろん、現在でもその要素は残っていますが)。そこで、「仲人」は一貫して、
縁談、結納そして結婚式にいたるまで、新郎様新婦様のそばで相談に乗りつつ、さらにご両家のあいだをとりもつ役割も担うことで、親同然という評価もあったそうです。

 

仲人の由来

「仲人」ということばの由来ですが、日本書紀や古事記に記されている「仲立ち」が語源らしいです。「仲人」を務めるのは、もちろん新郎様新婦様と関係性のふかい人物であって、
たとえば会社の上司であったり、学生時代の恩師であったりというケースが、多かったようです。そして「仲人」を務める人は、自身も既婚者であり、もちろん夫婦円満であることが
条件となります。

仲人の役割って?

仲人の役割とは?
前述のとおり、「仲人」の役割とは、家と家にご縁を持ちかけるところから始まります。具体的には、お見合いなどの場をセッティングするということです。もちろんそこに立ち会って、
そのご縁がまとまるようにサポートまでしてくれます。そしてそのご縁がカタチになってくれば、つぎに結納などの準備にもかかわり、結納当日にも立ち会います。

仲人と媒酌人のちがい

このことからわかるとおり、「仲人」は結婚式だけに立ち会うだけの存在ではないということです。ん?そもそも結婚式で「仲人」を見たことがない?結婚式だけに立ち会うのが
「仲人」だと思っていた?いろいろとご意見がありそうですね。そういう私もかつては、結婚式だけに登場するのが「仲人」だと思っていました。ここで、ひとつ付け加えておきたいこと
があります。それは、「仲人」とはべつに「媒酌人」という存在もあることなんです。「仲人」さえ知らない人にとっては、もうなにがなんだかわからないですね(笑)。
先に書いたとおり、「仲人」とよばれる人は、新郎様新婦様のご縁をつくることからはじまり、結納そして結婚式まで立ち会う役割をもっています。しかも、新郎様新婦様が夫婦となった
その後も、おふたりの親同然として相談に乗れるような存在です。一方、「媒酌人」というのは、結婚式のみに立ち合い、ゲストのみなさまに新郎様新婦様の結婚の報告をします。
そのほか、おふたりのプロフィールを紹介したり、乾杯のご発声なども担当します。いずれにせよその役割は結婚式だけにとどまります。ここが、「仲人」とのおおきなちがいです。
つまり以前の私は、「媒酌人」のことを「仲人」だと思っていたわけです。「仲人」が不在の結婚式で、「媒酌人」だけをどなたかが務めることもありますし、「仲人」がいる場合は、
「媒酌人」を務めるのは「仲人」になるわけです。いかがでしょう?すこしお話が脱線しましたが、「仲人」と「媒酌人」のちがいをご説明しました。

この先、仲人ってどうなるの?

この先、仲人はどうなる?
ここ近年は、「仲人」のすがたを見かけることも、めっきり少なくなりました。現代における人間関係や恋愛関係が影響していることは、まちがいないと思います。

仲人が必要ない

新郎様新婦様にすれば、学校や職場、コンパなどで出逢いがあり、どちらかから告白してお付き合いがはじまって、新郎様から新婦様にプロポーズをして(しないケースも多々あるようですが)、
結婚にいたったというながれから、そこに「仲人」の必要性を感じないのだと思います。

 

時代のながれと仲人

また近年、マッチングアプリや婚活に積極的にはげみ、結婚へとつながる男性・女性もおおいわけで、そういった“自力”でご縁をつかんだ人たちからすれば、ますます「仲人」は必要ないのだと思います。一方で、会社の上司も、一昔前とはちがって自ら進んで「仲人」を引き受けたいという方が少なくなったように思います。そういった重要な責務を背負いたくない、といったご意見も多いように感じます。こう書いている私でさえも、その気持ちはわからなくもない
ですね・・。ところで、「仲人」でネット検索をすると、「結婚相談所」のサイトばかりが現れます。どうやら、結婚相談所のスタッフが「仲人」を名乗っているケースが多いからのようです。もちろんその役割は、本来の「仲人」とはちがいますし、「媒酌人」ともちがいます。ですが今となっては、結婚相談所のスタッフのことを「仲人」だと思っている人も多そうですね。近い将来、「仲人」の意味は、完全に変わってしまうのかもしれません。

いかがでしょう。「仲人」は、古き良きかつての結婚式の伝統ともいえます。もしあなたのそばに、「仲人」をお願いしたいと思える人がいるのなら、それはとてもすばらしいことだと
思いますよ!