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2022年1月26日

コロナ禍の結婚式は、是か非か?

コロナ禍での結婚式は、是それとも非?

2022年をむかえても、おわらないコロナの脅威。まずは、ブライダル業界が受けた影響(売上・実施・延期など)について、数値を中心に振り返ってみたいと思います。また、それらにたいする
業界の対策についても調べてみました。そして、忘れてはいけないのが招待される側・・ゲストの気持ちです。この、いちばん大切な部分にも触れてみます。

コロナ禍でブライダル業界はどうなった?

ブライダル業界は、コロナ禍でどうなった?

2020年に、突如として世界をおそったコロナの脅威。「おそろしいことになる」「ただの風邪」など、さまざまな意見が飛び交いました。いま振り返り、あらためて思うことは、
「だれにもコロナの正体はわからず、はたして未来がどうなるかもわからなかった」ということです。それはこの時点(2022年1月25日)でも同じで、1年後のいまごろは一体
どうなっているのだろう・・なんて、考えたりもします。オリンピックは1年延期の末開催され、当時は開催か否かの賛否両論がうずまいていました。

ブライダル業界の売り上げ

2021年6月16日、日本ブライダル文化振興協会と結婚情報サービス・ゼクシィは、新型コロナウィルスがブライダル業界に及ぼした影響についての発表をおこないました。2020年4月1日
からの1年間つまり2021年3月31日までの売上損失は、なんと約9,500億円だったそうです。そして、結婚式を延期したカップルに換算すると、約27万組とのこと。結婚式を挙げるカップルが
減少傾向にあることはまちがいのない事実ですが、それでもまだまだたくさんのカップルが、結婚式を望んでいるのだなと感じました。そして2021年にはいり、4月には3度めの緊急事態宣言が発令
されました。それ以降は、約400億円もの売り上げの減少があったとのことです。つまりこのコロナ禍において、約1兆円もの売り上げ損失が、ブライダル業界におこったわけです。

緊急事態宣言下の結婚式

2021年4月25日に発令された緊急事態宣言は、まず東京や大阪などを対象に。その後は愛知県、北海道、広島県、沖縄県などに拡大されました。東京都における結婚式実施の条件として、
「アルコールやカラオケの提供は中止」「1.5時間に短縮」「会場収容人数の50%での開催」などが要請されました。けっか、緊急事態宣言の対象地域における5月末時点の調査では、
約30%のカップルが結婚式を延期したそうです。もちろん、延期でなく中止を選択したカップルも。結婚式場とカップルとのあいだで、トラブルも多発しています。ちなみに、緊急事態宣言やまん延防止措置の対象外となった地域は、
90%以上のカップルが結婚式を実施したとのことです。まさに明暗が分かれた、という状況です。

ブライダル業界の対策

もちろんブライダル業界も、こういった事態に手をこまねいて、ただ傍観しているわけではありません。オンライン結婚式や、家族婚など少人数ゲストの結婚式、飛沫防止のアクリル板
をテーブル上に設置したり、ガーデンをもつ式場なら密を回避する屋外演出などを工夫して、安心・安全な結婚式の開催に努力をしています。2021年4月に実施された
ゼクシィのインターネットアンケート調査「いま気になっていること」には、351人が回答をしています。「はたしてゲストに安心して参列してもらえるかどうか」という不安な気持ちを吐露した人が、
75%だったそうです。それ以外にも、「ゲストと自分自身の安全」「どんな感染対策をおこなえばいいのか」といった、悩みをふくむ回答がならんでいます。そして、これはゼクシィ
利用者を対象にしたインターネットアンケート調査ですので、回答したのは新郎様新婦様。問題は、招待をうけるゲストの心境・考えです。

コロナ禍で、ゲストはどう考えている?

ゲストは、コロナ禍でどう考えているか

結婚式を挙げた新郎様または新婦様のSNSなどを拝見すると、「ゲストは笑顔でした」「こんな状況でたくさんのゲストがあつまってくれて感激でした」といったコメントがならんで
います。ゲストがみんな笑顔だったことは、ウソではないと思います。ですが、その心中はどうだったのでしょう。披露宴がおひらきになって、帰りの道の心中はどうなのでしょう。

 

祝福と不安は、別

もちろん、新郎(新婦)のことは祝福したい。だけど、もし披露宴で感染し、自分の家族やたいせつな仲間たちにさらに感染したとしたら・・と考える人は、いるはずです。祝福と心配、
不安のはざまで、おおいに悩みながら結婚式に参列する方が、多いのではないでしょうか。ほかにも、「招待状の返信がない」といった新郎様新婦様のSNSコメントをよく見かけますが、
ゲストのことを思うと苦渋の決断を迫られている姿を想像してしまい、心が痛みます。このような状況において、「結婚式って、なんのためにするのだろう」
「結婚式って、だれのためにするのだろう」と、考える機会が増えました。とくに日本の結婚式は、「これまでお世話になって人たちに、感謝の気持ちを伝える」「おもてなしをする」
といったコンセプトがあります。はたしていま、それが叶っているのだろうかと感じてしまいます。そう考えるとき、やはり結婚式は「豊かで・平和な時代」にこそ、心からたのしめる
ものなのだと思います。みんなで喜びを分かち合う舞台ですから、不安を背負って参列する・参列するかどうするか悩むといった事態が起こっている時点で、結婚式がその意義を失って
いるかのようです。このコロナ禍がまだ当分つづくのならば、これまでお世話になった人たちへの感謝の気持ちは、結婚式以外のやり方で表現することもできるでしょう。

式場の

 

結婚式のプロデュースをしている人間が、そんな意見でどうする?!と言われそうですが、わたしの大切な友人から「披露宴の招待状が届いたが、どうしよう」という相談を受け、
「行かないほうがいいのでは」と咄嗟に答えたときに、それが自身の考えなのだとハッキリしました。結婚式場は商売ですから、「コロナにまけるな!」「結婚式をあきらめるな」というメッセージを発しつづけるのは当然です。ですが、流されずに冷静に判断するのは、顧客自身です。もしなにか起こった場合、だれも責任をとってはくれません。。そして、THE MOVIE Wによって、悩める新郎新婦やそのたいせつなゲストを救いたいと、
思ったのです。最近は、40代カップルや50代カップルのご相談が増えてきました。親しい方々に衛生面・経済面で負担をかけず、けじめとして結婚式を挙げたいというご希望です。まさに、大人カップルらしいご判断だと思います。