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2021年11月22日

結婚≧結婚式?その関係性

結婚と結婚式

「多様化」ということばはとても便利、使い勝手がよいようで、今日さまざまな局面やシーンで使われます。実際に科学の進歩やテクノロジーによって物質的に新しいモノが生まれることによって「多様化」することもあります。その一方で本来存在していた、ずっとむかしからあったもの、それらが時代背景や法律など決まり事や風潮によって〝おもて″に出ることがなかったけれど、新しい時代とともに見直されたり、考え直されたりすることによって〝おもて″に出るようになり、それが「多様化」ということばで表現されるということも言えるでしょう。そんな現代社会においての結婚と結婚式の関係性を考察したいと思います。

 

 

日本における結婚と結婚式

結婚=結婚式?

日本で結婚するということは、いわゆる「席を入れる」=婚姻届けを役所に提出して法律的に夫婦となるといことです。世界的な視点で「結婚」を見るとそれは国によって異なります。例えば日本を含む近代国家の多くは「単婚制」で一人の男性と一人の女性の婚姻関係を示します。一方「福婚制」は〝一夫多妻制″や〝一妻多夫制″などがあり、一人の男性または女性にたいしてそれぞれ複数の異性が婚姻関係にあることを意味します。最近観光地としても人気のあるドバイをはじめ中東のイスラム社会では一夫多妻制の国々があります。
それに対して、結婚式を挙げるということはあくまで文化的な慣習であって、結婚式を挙げるか挙げないかは個人(新郎新婦)の自由です。だからこそ近年結婚式を挙げないという選択を選ぶ、いわゆる〝ナシ婚″が増加傾向にあり、それが婚礼業界のメジャーかつ深刻な問題になっています。とはいうものの、一般的な実態としては結婚する=結婚式を挙げるいわばニコイチのセットで捉えて
選択するカップルが多数派であることは確かでしょう。

 

 

少数派の結婚と結婚式

少数派の結婚式

冒頭「多様化」について言及しましたが、現代社会において時代の流れとともに進歩進化、または見直された考え方や風潮がたくさんあります。また「マイノリティー=(少数派)」ということばもとても頻繁に使われるようになりました。そう、むかしは多数派=正当または受け入れやすい。対照として少数派=受け入れにくい、避けられがち。その少数派であったものやことが「多様化」によって〝数ではなく本質が重要″と認識され同等の見方をしなければならないことが常識となってきています。

再婚カップル

日本の離婚率は約35%という統計がでていますが、3組に1組以上が離婚をするということになります。また、再婚率を見てみると結婚するカップルの約17~18%が再婚だそうです。離婚した夫婦の約半数は再婚するという統計結果になります。そして再婚カップル(=男女どちらも、またはどちらかが再婚)が結婚式を挙げる割合は約39%だそうです。この約4割をどう見るのかは人によって違いがあると思いますが、結婚するカップル(男女とも初婚)が結婚式を挙げる割合が約72%なので、やはりかなり少ないといえるでしょう。ただ、本題である「多様化」によって再婚カップルでも結婚式を挙げるカップルは〝ナシ婚″が顕著な近年でも増加傾向にあるようです。

ジャンダーレス(LGBT)カップル

日本において「同性婚」は認めておられず、基本的に異性(男女の関係)以外に夫婦になることは法律上不可能です。それは日本国憲法やその他レギュレーションによるものです。憲法24条では「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」と定めています。重要な点は、「両性」が何を意味するのか、また「婚姻」とは異性婚のみを指すのかの二点です。「同性婚」を考える上で、これらに対する様々な解釈が存在しており、日本が今後この憲法をどのように解釈していくのかが大きな課題です。ただ、マスコミの力や実際のジェンダーレスの人たちの行動や活躍により、注目され様々なムーブメントが生まれ、むかしの見方(特別視や偏見)が全く正当ではないことが明確になってきています。しかしながら、結婚式を挙げるということに関しては、結婚することができない(認められない)という現実と、まだまだ昔ながらの社会的な見方から本人たちの意識や思いにブレーキが掛かったり、また、実現する環境が十分ではないなど…依然として〝マイノリティー″だといえます。
世界には「同性婚」が認められている国があり、またその数は年々増加しています。これは日本社会の大きな課題であることは確かで「多様化」とともに進歩しなければならないこととして認識されています。