2022年2月16日
モーニングの基礎知識

男性のフォーマルスタイルの中でも、最も上級の正装とされているのがモーニングです。まず、モーニングの基本について書いてみたいと思います。着ていく場所そしてふさわしい時間帯などが、じつはあるんです。
つぎに、ワンランク上のモーニングについて。よりかっこよく・よりダンディーにみえるモーニングの着こなし方について、書いてみます。
モーニングとは
モーニングとは、昼間の正礼装です。結婚式の新郎・新郎新婦の父親・入学式や卒業式で教職員が着用するフォーマルスーツとして、一般的です。
ほかには、皇室主催の園遊会や叙勲の授賞式に出席する人、葬儀・告別式での喪主や近親者など、大規模の告別式の参列者が着用するケースもあります。
一流ホテルやラグジュアリーホテル、ステータスのある専門式場なら、正礼装を着用すべきです。
一方で、カジュアルな結婚式場(たとえばレストランウェディグなど)や、お友だちが中心の会費制ウェディングパーティなら、準礼装の場合が多いです。
正礼装だと重苦しい印象がありまうし、他のゲストと比べると浮いてしまうことになります。
モーニングの基本
それでは、モーニングの基本について、チェックしてみましょう。まず、ネクタイやベストなど黒もしくは白で統一するのが、最もベーシックな正礼装です。
一方で、たとえばベストを淡いグレーにしてみたり、ネクタイの白い部分を多めにすれば、全体的にふんわりとソフトな印象になります。
このような色づかいは、やさしい顔つきや細身の方にしっくりくる装いとなります。
さすがに日本で見かけることは少ないですが、シルクハットの着用もOKなんです。最も格調高い装いとされているので、全体的に高級感のある重厚なものをセレクトすると、より素敵ですね。
着こなしのポイント
夕方から夜の正礼装は、燕尾服となります。基本は、黒の上下に白色のアクセサリーで揃えることです。ベストと同じ生地の蝶タイを着用することで、気品あふれるスタイルになります。
ちなみに、夕方から夜にかけての準礼装が、タキシードです。着なれた方もおおいのでしょうが、普段会社に着ていくスーツよりも、もうすこしデザイン性の高いスーツを選んだほうが、より素敵だと思います。
ご予算的にそんな余裕ない!という方は、普段着用している仕事用スーツに、せめてアイロンをしっかりかけて、シワを除きたいことろです。
ネクタイもカマー(ウェストに巻くもの)も、黒であることが基本ですが、白っぽい色のネクタイをえらべば、お顔が引き立ちます。
個性派のひとは、ネクタイにチェックや水玉などをセレクトしてもいいでしょう。ただし、色や柄が派手すぎないように注意したいところです。光沢のあるベストを合わせると、ゴージャス感がアップします!
ワンランク上のモーニング
フォーマルの基本色は黒と白ですが、ベストを淡いグレーや白にしたり、ズボンを紺系のストライプにしたり、色目に変化をつけることで印象が変わります。
タキシードのネクタイやカマーに、明るめの色や柄モノを取り入れると、よいアクセントとなって華やかさを演出してくれます。
また、小物にこだわってじょうずに取り入れると、センスを発揮できます。たとえば、さりげなく帽子や手袋を持ってみたり、ポケットチーフを挿したり、カフスボタンや
靴などにこだわるものいいですね。小物づかいはカンタンなようでムズカシイので、インターネットでしらべてみたり・ファッションがすきなお友だちに、ぜひ意見を聞いてみるのがおすすめです。
普段とはひと味もふた味もちがう自分を、演出できるたのしさがあると思います。
モーニングの手配
購入するよりも、レンタルで手配する方が圧倒的に多いと思います。
特別な仕事や地位に就いている人を除いて、モーニングを着用する場面はそれほど多く訪れるものではありません。そのため、わざわざ購入するよりも、
必要になったときにレンタルをする方がたしかにおすすめです。レンタルなら、保管や手入れはもちろんクリーニングの心配もありません。さらにいえば、将来に体型が変わったとしても、仕立て直す手間・コストの心配もありません。
レンタルは、必要となるアイテムすべてがセットになっているものを選べば、安心です。初めて着用する方も、わかりやすいと思います。
ファッションよりもマナー優先
このように、会場や時間帯・ゲストの雰囲気によって基スタイルは変わりますが、オリジナリティーを出したり、印象を変えるアレンジもおすすめです。
特に結婚式でご両家のお父様は、着こなしがすっかり被ってしまわないように、事前に調整なさってもいいかもしれません。
結婚式における親御様の立場は、やはり特別です。ゲストからも注目をあつめる瞬間がありますので、マナーに適ったフォーマルな服装をえらびたいところです。
オシャレがだいすきな方も多いと思いますが、結婚式という舞台はマナーやしきたりが重視されます。
ぜひその点に注意して、すてきな結婚式をお楽しみくださいね。
ちなみに、50代なら親御様の立場と思い込む人もいますが、新郎様または新婦様として、ご結婚式をたのしむ男女はたくさんいらっしゃいます。
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