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2021年11月18日

アメリカの結婚式事情inコロナ

コロナ禍のアメリカ結婚式事情

日本の結婚式は、和婚式をのぞけば海外の様式を取り入れている部分が多いですね。さて、海外のカップルたちは、このコロナ禍でどのように結婚式と向き合っているのでしょう。もともと、型にはまらず自分らしい結婚式を挙げる傾向がありますが、あらたな価値観も備わってきたようです。アメリカの、いまのウェディング事情をチェック!

ニューヨークでも結婚式に変化が

ニューヨークの結婚式も変化が
日本はコロナ禍がつづき、依然医療従事者の疲弊、飲食店の苦戦が解消されないままです。ウェディング業界にも規制がかかっていますが(会場収容人数の50%、酒類提供の禁止など)、まだ営業ができているだけ良しと言えるのかもしれません。海外に目を向けると、日本以上に厳しい措置をとっている国があります。アメリカもそのひとつで、ロックダウンによって結婚式を断念したカップルが非常に多いと聞きます。日本では、ご親族を中心にした少人数会食会や、フォトウェディングなどの需要が増えてきていますが、アメリカのウェディング事情はどうなっているのでしょう。

少人数の結婚式が増加

やはりアメリカにおいても、少人数結婚式が増えてきたようです。じつはコロナ禍の前から、少人数制の結婚式(インティメント・ウェディング)が、トレンドとして注目を浴びていたようです。このような状況になり、「ふたりにとって本当にたいせつな人たちだけと、喜びを分かち合いたい」という意識が、一層つよくなったそうです。ただ、そもそも日本とは結婚式の規模がちがいます。日本の結婚式におけるゲストの平均人数は50名半ばといったとことですが、アメリカは100名でもあたりまえです。よって、アメリカでいう少人数結婚式とは、50名以下の結婚式が、少人数のマイクロ・ウェディングとみなされています。日本でゲスト数が50名といえば、じゅうぶん披露宴です!一方で、4人だけで結婚式を挙げるスタイルも増えてきているそうです。4人?!と聞くと、顔ぶれが想像つきません。新郎様、新婦様、あとのおふたりって、いったい誰なのでしょう?答えは、まず神父(もしくはその資格をもつ人物)、そして立会人です。立会人は、ふたりの結婚式を見届けるご友人に務めていただくケースが一般的だそうです。

中古のウェディングドレスが人気に

ご存知の方も多いかもしれませんが、日本ではウェディングドレスはレンタルするのが一般的であるのにたいして、アメリカは新品のウェディングドレスを購入するのが一般的でした。ところがコロナ禍も手伝って、ドレスレンタルの文化がアメリカでも見直されているそうなのです。もちろん、そこには切実な予算の問題が。「レンタルは賢明な選択で、サステナブルな取り組み」という意見が増えているそうです。ただアメリカのばあいは、ウェディングパーティで、ダンスなどを楽しむケースがおおいため、ウェディングドレスが痛んでしまう可能性が高い。となると、ドレスレンタルショップも修繕が追いつかず、商売としても割に合いません。けっか、何度も着まわすことは実際にはむずかしいという状況になります。そこで現実的には、ユーズドやサンプルをお安く購入するセカンドハンドビジネスが、新婦様たちから支持されているようです。

より本質的なウェディングに

さらに本質的な結婚式に
パンデミックを経験して、「自分たちにとってほんとうにたいせつなヒト・モノ・コトってなんだろう」と考えるカップルが増えてきたそうです。結婚式についても、「なんのために・どうすべきか」という考え方が浸透しつつあるとのこと。自分が生まれ育った実家のブドウ園で、結婚式を挙げたというカップルもいらっしゃったそうです。そこには、結婚式でやりたいことを必要最小限におさえて、できるかぎり出費を抑えるといった、堅実な考えもあったそうです。

日本の結婚式も、本質を見直す時代に

こういった点は、日本でも見習う部分があるといえます。たとえば80名の披露宴で結婚式場を予約するということは、ご祝儀をもらえることを大前提とした予約の仕方です。ところが、今回のようなパンデミックが起これば、とうぜんゲストのなかには欠席を申し出る人もでてきます。実際に、「こんな時期に結婚式なんて」「ぜったい来てくれると信じていたのに」といったように、新婦様とご友人とのあいだで残念なやりとりも起こっています。欠席を決めたゲストも、「ご祝儀を払うべきなのか?」「もちろん、払わなくていいよね」といった具合に意見が分かれ、新婦様の「列席してくれると思って、お料理や引出物を用意したのに・・」といった嘆きも見受けられます。こうなると、だれのための・なんのための結婚式なのか、もうだれもわからなくなってしまいます。結婚式は、何十人呼び集めるとか、おカネをかけてよりスタイリッシュに・ゴージャスにたのしむといったことを考える前に、新郎様と新婦様が夫婦になるという、非常にたいせつなテーマをもった儀式です。コロナ禍を機会に、日本の結婚式も本質に立ち返るべきでは、という気持ちになりました。