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2022年1月15日

同性婚の意義について

同性婚の意義とは

結婚をのぞむカップルもいれば、いまや法律・常識にとらわれないパートナーシップをのぞむカップルも、増えてきました。さまざまな考え方があるなかで、結婚をのぞむLGBTQカップルは、
世界的にどのような状況にあるのでしょう。結婚にこだわる必要はないという風潮も高まる一方で、結婚ができないことでいくつかの問題が生じます。

 

結婚にかんする価値観は多様化

結婚の価値観は多様化
昨今、「結婚という制度にとらわれたくない」という考えが増えています。自身のライフスタイルをなによりもたいせつにし、かつ互いのライフスタイルも尊重し合い、自由度のたかい
パートナーシップをもとめるような生き方です。
近年、「事実婚」というコトバも登場し、注目をあつめています。「じ、じじつこん?」と知らない方のためにカンタンにご説明しますと、もちろん法律婚と一線を画す夫婦のありかたであり、双方の意思で、婚姻届けをださない夫婦の
ことです。ですが、ともに結婚の意思はあります。つまり、見た目はなんら従来の夫婦と変わることないように見える夫婦なわけです。お話がそれてしまいましたが、今回のブログの本題は、LGBTQの結婚について。
やはりストレートカップルと同様に、結婚を求めないふたりもいれば、結婚によって結ばれたいと願うふたりもいます。はたして世界は、いまどのような状況にあるのでしょうか。

 

同性婚にかんする世界の対応

同性婚について、合法として認めてほしいという声が、世界規模で高まっています。海外では現在、オランダ、フランス、台湾、オーストラリアをはじめとする29カ国が、
同性婚を合法として認めています。一方で、ウクライナ、ポーランド、ジャマイカ、クロアチアをはじめとする33カ国は、同性婚を明確に禁止しています。しかも、同性婚を犯罪として
位置付けている国もあります。LGBTQとしては、つらい環境です。では、日本はどうでしょう?

日本の同性婚事情

日本では2000年初頭、同性愛者への差別など性的指向にかかわる問題解決にむけて施策が検討され、つぎに性同一性障害者にかんする法律も施行されました。じょじょに、LGBTへの理解を深める傾向
が増してきました。そのながれで、LGBTQであることをカミングアウトする当事者も増えてきましたが、残念ながらいま現在、法律上性別がおなじふたり(男性同士まやは女性同士)の結婚は、日本では認められていません。そして
LGBTであることを隠して生活している人たちも、まだまだたくさんいます。テレビをつけると、堂々と自身がLGBTQであることを公言しているタレントさんもいらっしゃいますが、日本社会ではまだまだ市民権を獲得できていないように感じます。

結婚できないと困ること

結婚できないと、困ることがある
「ストレートカップルみたいに、ムリして結婚の制度にこだわらなくていいんじゃない?愛し合っていて、パートナーシップを結んでいるなら、それでじゅうぶんでは?」といった声も
少なくありません。はたして、そのとおりなのでしょうか?

命にかかわる状況で、一緒にいられない

たとえば、パートナーがおおきな事故や病気で病院に運ばれ、一刻を争うような事態に陥ったとき、家族だったらそばに寄り添うことができたり、医師から状況や措置を教えて
もらうことができます。同性パートナーだと、それが叶わないということです。これは法律で禁止されているわけではなく、法律上の家族ではないという理由からなので、もしかすると
家族同様に扱ってくれる病院もあるかもしれませんが、もしも・・のことを考えると、不安は払しょくできませんね。

相続ができない

結婚をしていれば、パートナーが亡くなったとき、財産を相続できます。その際に遺言がなくても、だいじょうぶです。同性パートナーだと、財産は相続できません。どれだけ長く
いっしょに過ごしていたとしても、です。そこには遺言が必要となりますし、相続ができなければ、パートナー所有の家で暮らしていたばあいは、退去せねばならない事態となります。

親権者になれない

パートナーが産んだこどもをいっしょに育てているばあい、そのこどもが病気になって病院に運ばれたりすれば、やはり「法律上の親」を求められます。さらに、未成年後見人を指定しないままパートナーが亡くなると、法的な
理由からこどもと関わることができなくなります。

結婚しているカップルと結婚していないカップルで生じるちがいは、ほかにもたくさんあります。しかも、命や生死にかかわるものもあります。ストレートカップルの夫婦にもいえることですが、心で
つながっているパートナーシップをもちろん大切にしつつも、こういった法的な課題や、やがてやってくる老い・死といった現実に直面する時のことも、念頭に入れておかねばならない
ということですね。ただ、ストレートのカップルがこれらの課題を解決することは、法的にはむずかしいことではありません。LGBTQカップルは、まだいかんともしがたい状況に
置かれています。おなじ星で生きる人間として、これはけっして他人事ではないと思います。わたしたちにおおきなことはできませんが、せめて結婚式がしたいとねがうLGBTQカップルに、すてきな結婚式をプロデュースさしあげられるよう、努力したいと思います。